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2013年1月22日 (火)

終の住処はどこに~老人漂流社会

無縁社会をテーマに番組制作をしているNHK。今回は高齢者に焦点を当てていました。

職場のデイサービスでも、一人暮らしの高齢者が目立ちます。理由は様々ですが、認知症が進んでいる方でも一人暮らしをされていたりします。問題になっている老老介護のお宅もあります。生活保護を受けながら一人暮らしを何とか続けておられ、介護サービスを受けている方もいます。

現場ではショートステイ(以下SS)や特別養護老人ホーム(以下特養)は早いうちに予約を入れないと中々入ることが出来ないという認識です。特に特養は基本的に入居者の方が亡くならないと空きが出ません。短ければ数日、長いと何年も待つなんて事も。だから、いざ必要といった時に入れる確率はかなり低いです。

番組ではSSを渡り歩く方や、無料低額宿泊所で暮らす方が紹介されていました。介護が必要で一人暮らしが無理な方、何らかの事情で住む家が無い方――そんな高齢者を受け入れる場所が現在殆ど無い状態であるといった話しを番組ではしていました。

サービス付き高齢者向け住宅(←入居料・家賃が高い)は建設されているのですが、低所得者が入れるものはあまり建てられていないように思えます。

箱物が増えても、介護する職員は不足しています。そのことをどう考えて国が動いているのかわかりません。

介護に回す資金は減らし、介護職員は不足。それでも民間に箱物は作れと指導。何考えてんじゃ? と思います。根本的な部分から改革しないと、この問題は解決しないし、民間で箱物を作っても、経営が赤字で企業が撤退したりするんじゃないでしょうか。(←高くて入居者が入らないってのもあります。だって、入居料数千万ってのありますよ!!)

ちなみに職場の本社では箱物を作っていますが、料金が安くても入居率悪いです。NHKでは建てても建てても入居が追いつかないといったニュアンスで話が進んでいたので、思わず「嘘言うなよ」と突っ込んでしまったのでした。

番組で専門家が低賃金で高齢者を受け入れる場所を国が作らなければいけないと言ってたかな? でも、国でやると赤字だからってんで民間に作っていいよと許可を出したんじゃなかったっけか? 堂々巡りでどうしようもないわと、その意見を聞いて思ったりしました。

国のシステムの説明も無しに高齢者が行き場をなくしているといった番組を作っているのに疑問を感じたりもしました。施設の入居条件や介護保険の適用も国が行なっているもの。老人が長期入院出来ないシステムを作ったのも国です。そういった流れも紹介されていませんでした。国の政策の結果、現在があり、それをどう改善するのかという番組作りをするべきであったのではないでしょうか。

現実は知らされるべきではありますが、この番組では受け皿が少ないから高齢者が行き場を無くしているといった印象しか視聴者に伝わらなかったです。――現場で感じるのは、そういう問題では無いと思うんですけどね。

元々高齢者が増えるのは解っていたことです。子供を育てる為のシステムを構築しようせず、高齢者対策も甘く、年金に対する考えも甘ままで政策を進めてきているので、当然の結果ではありますね。

20年以上前に既に友人と「自分らは年金もらえないよね」と話してましたもの。ええ、学生ですよ、当時。学生にまで期待が持たれていない状態だったんですもの、当時から。そんな冷めた世代が進んで子供を育てるなんて思っていいたのかしらん? 甘いな、国! とか思います。

核家族化が進んだ社会に対し、高齢者を家で面倒見なさいってどうなの? とか思う政策ですしね。(←在宅の考え方って簡単に言うとこういうことですよね) 今更、相互扶助にしましょうって言っても、そういった事を大事にしなかったから核家族が増え、孤立する人々が増えたんですよね? 今の30代以下が相互扶助を意識出来るかと言えば、私は難しいんじゃないかなと思います。相互扶助の経験が少なく、個人主義が多いから。そういった人にいきなり押し付けてもストレスで病みますよ。下手すれば虐待事件や心中事件が増えるかもしれない。行政が対応出来るとも思えないです。

――マイナス方面の思考にしか行かない(´;ω;`) 考えれば考えるほど、全てが上手く回っていない社会だという気がしてしまいます(´Д⊂グスン

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