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2012年4月 5日 (木)

プリズムの瞳

1811著:菅浩江 発行:東京創元社

本体価格:1,900円

ISBN:978-4-488-01811-5

ピイ・シリーズと呼ばれる、今では無用の存在として疎まれる人型ロボット。かつては最先端の専門知識と技術を持ち人々に期待をされていたのだが、今は絵を描くだけのみとされ各地を放浪していた。ピイと出会った人々は、人を模したピイに何を想うのか。長い時を行く彼らと彼らに関わる人々との関係を描いた短編集。

え~と、ネタ被ってるしぃ∑(゚∇゚|||) と思ったのが最初の感想です。趣味で書いてる小説のシリーズとちょいと被ってましたヽ(´Д`;)ノ 消えていく定めの人型ロボットってのが似てたのだ( ̄Д ̄;; プロトタイプってのも使ってるしぃ!!!! などと、読み始めで悶えてました(;´▽`A``

それは置いておいてと。感想です!

個人的には大変好みの作品でした(^ω^) 淡々と描写される人とピイとの交流が自分の感覚ととてもマッチしていたので読みやすかったなぁと思います。が! これは好みが分かれそう。内容はシビアであまり希望的な状況が見えてこない感じなので、明るい展開を望む人には向かないかな? ピイ・シリーズはひっそりと消えていく存在といった感じなのです。

感情を持たないが、人を抱く腕を持つピイ・シリーズ。本編では具体的に登場する場面が少ない、感情面を学習し人の気持ちに寄る存在の今では消えてしまったフィー・シリーズ。この2種類のロボットを統括する存在のプロトタイプと呼ばれるモノ。――それは一人の少女が自分の随伴者として選び造ったモノ達。

以下ネタばれ。

全体を通して読むと、成長速度が異常に遅いという遺伝的欠陥をもった少女を軸に話が展開しているのが解ります。はじめ、合間合間にある語り部分はこの少女だと思っていたのですが、実はプロトタイプに蓄積されたフィー・シリーズの人格が語っていたというのが驚きでした。いやに臈長けた言い回しだなぁと思っていたので、それがロボットの語りとは考えませんでした。しっかり騙されちゃいました(ノ∀`)

ロボットものが好きなら読んでみてもいいかぁと思います。でも、恐らく微妙な気分になるんじゃないかなぁ。どちらかというと、人の心の動きが結構醜悪なので。そういった不の部分が嫌だという方は読まない方がいいかもしれませんね。

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