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2011年1月30日 (日)

ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム Book ジョーカー・ゲーム

著者:柳 広司
販売元:角川グループパブリッシング
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書店店頭で表紙萌えした作品ですι(´Д`υ) 図書館で予約かけてようやく回って来ましたよぉ! と言うことで読みました。

面白い!! 結城中佐ぁ~~~(≧∇≦) 出番は殆ど無いのにあの存在感は何事なんですかぁ! と悶えてしまう程のキャラクターでした。帝国陸軍軍人の癖に冷ややかに状況を判断するという冷酷さ。スパイの元締めだしな!

諜報員養成学校である「D機関」。陸軍の極秘機関であり嫌悪される機関でもあるTOP結城中佐が育て上げる諜報員達をめぐる短編集です。

この設定と作り方がもうツボ!! 背景は軍国主義邁進中の時代。満州が建国されて数年、満州事変なんかも起きて、そろそろ二次大戦が始まる頃ですね。その中で死ぬことを美徳としない軍組織のD機関は嫌われるわなぁって部署なんですね。こういった設定の中、任務は軍絡みが多いのかなぁと思いきや、それはパーツでどちらかと言えば諜報員の生き様に主眼が置かれている部分も大きい。そんな所が魅力的な作品です♪

中でも魔王と恐れられる元諜報員の結城中佐が秀逸なキャラです。拷問の末、腕一本と引き換えに重要情報と共に生還してきたというつわもの。生徒である若者の在り方も普通じゃないんですが、それを遥かに飛び越えてる、正しく魔王というに相応しい存在感と冷酷さ。端々にしか登場してないのに、イメージとしては「帝都物語」の加藤さん(゚m゚*)(← 軍服と存在感だけだろう、似てるのは!)「銀河英雄伝説」だと冷酷な感じがオーベルシュタインですね。……例えが解かりにくいかも(^_^;)

読み方としては、まず当時の時代背景を把握した上で読むのが望ましいです。そうじゃないと何で毛虫の如く軍内で嫌われるのか、上海が何故あのような状態なのか、各国が何故あのようにスパイ合戦を繰り広げているのかってのが、自分の中に落ちていかないでしょう。ま、近代日本史しっかりやってれば何となくは解かりますが、教科書の内容だと甘いんで補足勉強した方がいいかなぁと思います。特に日本国内とアジア圏の状態は把握して読んでね。この続きの展開で多分重要になってきそうなので♪ 期待し過ぎかなぁ?

ハマる人はかなり深くハマれるけれども、そうじゃない人は続きを読まないだろうなぁと思う作品です。

そういや、この人の本、先日同じような作りで「百万のマルコ」ってのを見かけたなぁ、買うの迷ったんだよねと思ってましたが、作家さん同じでした( ̄◆ ̄;) 自分とは相性が良い書き方をしてる人なんだなぁと感じます。この人の作品は読んでみよう♪

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