宝塚バカ一代
![]() |
![]() |
宝塚バカ一代―おたくの花咲く頃 著者:荷宮 和子 |
引き続き宝塚の資料関係ですね(^_^;) 宝塚は確かにおたくと相性がいいよねと思っていたのでちょいと読んでみました。
……宝塚の役者と演目が皆目判らん!! ま、連載してたのが宝塚専門雑誌だから、読んでる方々は頷きながら楽しんでるってのは想像出来るんですが、普通に買っちゃったら判んないよね~って感じの本です。とはいえ、半分はおたく文化と男性社会に対する評論って形でした。全体的に「一般的な作りじゃねぇ!」ってのは確かですが、個人的にはまずまずって所。
宝塚がJUNE(男性同志の恋愛をメインに発行されていた雑誌。今のBLのようにライトではなく重い感じの空気が漂う感じの雑誌でした)的ってのは物凄く解る!! と思うのは「ベルばら」の舞台を最低限TVで観たことがあるおたくだと思う。オスカルとアンドレってやおいじゃん! って思うもの。今だとやおいの定義が何故だか男×男に限定されてる気がするんだけど、そんな事ないと思うんだよね。などと思うのは多分考え方が古いんだよなぁとこの本を読んで思ったのでした(;´д`)トホホ…
ネット上で良くある問題(要するにバッシングしてる自分が絶対正しいって思いこんじゃってる言動ね)なんかもこれを読んで納得だった。そういった状態の発言者に「馬鹿か?」とか感じる、考えが浅い部分を、作者も感じていた模様。そう思うのは自分だけじゃないんだなぁ。軽い読み物だと思ったんだけど、案外深いわ、この本。男性に対しても手厳しい意見が多いしね。でも、その意見は声を大にして賛成というものもあります。
そんな堅い感じの評論文章と、テンションMAXな感じのおたくの狂乱っぷりがないまぜになってる一冊なんです。多分、普通の方には全くわけ解かんない!!ってなっちゃうと思うのだ。良く出版したよなぁ。出版社の度胸に敬意を捧げたい気分になりました。うん、そこまで読者を選ぶ内容でした。
ラストは「マリポーサの花」って舞台の二次創作なんか書いちゃってるし(*^ω^*)ノ彡 流れから察するにキューバ革命の辺りのお話しらしい。多分、舞台ってキューバだよなぁって思うんだけど、実際どうなんだろう。ちょっと観たいですね。
« 観劇に行きたいぞぉ! | トップページ | 李香蘭 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ぶたぶたシリーズ(2014.11.10)
- 秘密(2014.01.30)
- 旅猫リポート(2014.01.29)
- 説得する文章力(2013.11.27)
- ついつい買ってしまった(;´д`)(2013.11.13)
コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1200941/38632336
この記事へのトラックバック一覧です: 宝塚バカ一代:
« 観劇に行きたいぞぉ! | トップページ | 李香蘭 »
ぁ~やおいねぇ~^^;
男性諸君の認識としては男X男なんだけど、
それだけで説明出来ないのが、やおいなのね^^;
特にJUNE(と、言うジャンル)の耽美的な雰囲気の
出し方は見習いたいモノです。
…って、喰いつくのソコ!?
投稿: 井具 | 2011年1月28日 (金) 21時42分
耽美な雰囲気の出し方を見習いたいですとぉ∑q|゚Д゚|p
書き上がった際はご一報くださいませ( ̄ー ̄)ニヤリ
投稿: かねかね | 2011年1月28日 (金) 22時39分