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2010年9月17日 (金)

「死」の教科書~なぜ人を殺してはいけないか~

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著者:産経新聞大阪社会部
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ここ最近読んだ新書の中では一番良い出来なんじゃないかなと思います。一時かなり話題になった本ですが、長く読んで読み返して貰いたいなぁと思う数少ない本です。「死」に真剣に付き合って書かれた記事が素晴らしい! ここには色々なパターンで「死」について考えることが出来ます。うん、近代は「死」に対して無頓着だよ! と妙に共感してしまいました。

感心のあるホスピスや死刑に関しても書かれていて中々為になりました。中でも魅かれたのは日航機墜落事故の関係者の話。遺族対応専門部署「東京相談室」というものがあるそうです。事故現場のある御巣鷹山の山守の方が以前上司に言われた台詞があるそうです。

「加害者であることを忘れるな。ただし卑屈になるな」

当然なんだけど、それって中々言えないよなぁ。言っても実行出来ない。でも、その言葉を発した人は事故後自ら東京相談室へ移動し定年まで勤めたそうです。その人は全日空創始者のご子息でエリート社員だったそうですが、若い頃から父親と共に航空事故現場へ足を運んでいたようです。人の痛みが解かる人と働けたその山守の方が羨ましいです。

実際に自分が被害者だったら必要以上に頭を下げられたら反対に殺してやりたい気分になると思う。腹立たしいし、薄っぺらい謝罪に見えるもの。

加害者側の社員だったら罵倒で加害者であるという気持ちが吹っ飛んでしまうかもしれない。でも、上司が有言実行してたら自己反省出来るし、腹を割って本音が言え、信頼関係も出来る。過去の経験上これは絶対信頼出来る上司だ!

副題になっている「なぜ人を殺してはいけないか」という台詞。若者が発した台詞に公開討論会の会場が凍りついたとありましたが、自分はどちらかと言えばその台詞を発した側に付くんだろうなぁと思うんです。

だって、世界を見回してみたら人の命は決して平等ではないから。

口では平等と説いていても、本心ではそう思っていないだろうってことは、その人が行う行動屋や言動で大体見当がついちゃうし。そんなのを聞いてしまうと全てが空々しい。

そう説くのなら、何故あなたは自国や他国の貧困層に立ち入ることをしないのと言いたくなる。大抵裕福な人間で、パフォーマンス色が強いんだよね。

実際に行動する人はメディアにはあまり出ないので、ちらりと何かで見かけると驚いて感動したりします。

まあ、自分も偉そうな事は言えないですけどね。でも、男だったら多分この国にはいないだろうなとは思ってます。海外(アジア周辺)で現地協力してると思うなぁと(^_^;) で、ダラダラと現地報告と称する書き物をしていると思います。ボランティア仲間に話したら「ああ、そういう感じ」と妙に納得されたくらいなので、多分マジでそうなってたんだろうなぁ(;´▽`A`` ……親泣かせだ。

と、まあ、色々と考えてしまうので、書いているとキリが無い内容の本だったりします。

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