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2010年8月 7日 (土)

海堂尊について

「チームバチスタの栄光」で有名な作家さんです。大好き! 医療ミステリーと言われていますが、自分は社会派+医療小説と思ってます。特に心臓外科を舞台にした作品は好きです。なんってったって「シカゴ・ホープ」(アメリカのTVドラマシリーズ)のガイガー医師が大好きでしたし(*^_^*)

もともと医療関係の書籍は好きです。ドキュメントも小説も。海堂作品はそれにエンタメ要素がプラスされ、大変に読みやすく解かりやすい。しかも文章の流れがライトノベルのよう。さくさくと読めてしまうのも魅力です。

そして、一番はキャラクター。海堂氏の作品群はキャラクターがとても魅力的なんです。しかも、作品はリンクしていて、時代を跨いで活躍していく。ある時はメインになり、ある時は脇に回り、いったいこの空白の時間にどんな事が起きて現在の境遇に至ったのかと、空白部分を想像したくなります。

そう、それはまるで同人誌の原稿を書くような妄想力を刺激するんです( ̄ー ̄)ニヤリ

それはさて置き、今回図書館にリクエストしていたのが「ブレイズメス1990」と「外科医 須磨久喜」。同時にリクエスト図書の用意が出来ましたと連絡が入りました。前書は新刊だったのでラッキーでした。リクエストの遅れたこの前の本は待ち人数が多いのでいつ回ってくるやら(>_<)

読む順番は書いた順ですが、これ、反対に読んでたら、絶対面白く無かった! 前書は小説。後書は小説風のドキュメンタリー。小説から読んで、ドキュメンタリーに行くのが正しい! と勝手に断言します。

理由は「ブレイズメス1990」のドクター天城って、絶対須磨先生をモデルにしてるでしょ! という感じだったからです。モデルが強烈な魅力を持ってる人なんですよ。その人物を華美に豪奢に舞台上の役者のように演出して、ビジュアルは華やかに格好良くして、言葉は日本人離れしたキャラクターの天城。そして代表作「チームバチスタの栄光」の桐生先生も同様。こちらはいかにも真面目な日本人の職人風。個性は違うけれども、須磨先生という存在がいなければ生まれなかったキャラクターでしょう。……多分。

一人の人物を分離して個性的なキャラクターを作っているわけですが巧いですね。特徴や経歴の部分を抜き出してるんですけど、その抜き方がいいんですよ。読み比べてみると良く解ります。そこを抽出したんだと思うと、妙に小説のキャラクターも自分の中で血肉を持った感じになります。セットで読むのがオススメ!

基本的には作品・キャラクター全般に「現在の医療現場」という現実を見せるよう動かしている作者。実際に現場に死後診断にAIを導入する空気も見え隠れしています。作者の思惑でもあったわけですが、実際に動くと凄いなぁと思います。

書く作品は面白く、しかも社会を動かしてしまう。そんな力って欲しいかもしれない(笑)

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