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趣味ごと色々

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2010年5月

2010年5月17日 (月)

お疲れ様のため、愚痴

土曜に事務所の引っ越しでした。と言っても徒歩5分以内┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

この前はGW中に出勤、その週の土曜も出勤。ついでに部署移動もしたので、その影響というか、その部署はこの先1ヵ月が最も忙しいので、下手すると今週~3週間は土曜も出勤か? 引き継ぎもあり、しかも以前の部署の人間が急遽辞めたため、その仕事もフォローしてるんだけどぉ凸(`Д´メ)

しかも辞めるって言ってるのに何で今更部署移動ですかぁ! 使い易い人間を都合の良いように使いまくる会社って、業績上がらないと思うんですけどねぇ。っていうか、社員が壊れて辞めるって! 実際辞めてるしさぁ(#゚Д゚)y-~~イライラ

引っ越し疲れが抜けないので、ちょっち愚痴ってみました。

2010年5月 5日 (水)

科学未来館

仕事が予想以上に早く終わったため、近くにあった科学未来館へ行きました。企画展だけは覗いたことがあるんですけどね。常設展示は見たことなかったのだ。

で、これが結構面白かったんですよぉ( ^ω^ )

個人的にヒットだったのは深海6500。深海探査船ですね。聞きしに勝る狭さでした。「うぉ! こいつは辛い」という狭さ。一畳を正方形にしたくらい…もないかも。そのスペースに三人。で、5時間くらいは缶詰ですよぉ! 搭乗員さん、凄いなぁ。

他はオリジナルの昆虫を作ってみるシュミレーションとか、外惑星探査船を作るシュミレーションがかなりハマります! 特に後者は真剣に積み込みユニットとか考えちゃいました。おかげ様でハイスコアでしたよ( ̄ー ̄)ニヤリ と言っても簡単に出せるらしくて、同点数がわんさといいました。

で、科学未来館というと良く登場するのがでっかい地球儀。

Imag0162_2ゆっくりは見れませんでしたが、時間があれば、近くの椅子に座ってぼんやり眺めていたかったです。

他にも、昆虫型(?)のロボットを操縦出来たりするコーナーもあったり、シアターがあったりもする。ただし、人数制限や時間制限があるので、必ずしも体験出来るわけではありませんよ。

気がつけば、3時前に入って、閉館の6時までいました(笑)でも、時間が足りなくて半分は駆け足。

特設展示は「お化け屋敷を科学する」というもの。初めにミニお化け屋敷があって、そこで扱った仕掛けを科学的に説明したり、オカルト系の現象を科学的に解説したりしてます。

こういうのは一人で自分のペースで見るのが大好き! 時間を気にしなくていいからね。

面白かったです。

2010年5月 3日 (月)

4月に読んだ本です

あまり読んでません! 登録したから多分最低記録なんじゃないかなぁ。今回は羅川真里茂さんの短編集がオススメ! やっぱり話作りの巧い人は好きですね。小説や新書はイマイチだったなぁ。

4月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:2144ページ

おおきく振りかぶって(14) (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって(14) (アフタヌーンKC)
三橋が阿部と本当の意味で色々話をしないといけないと思うシーンにグッときました! 本当のバッテリーになってくれ! 高校野球は負けたチームのああいう姿を観ると泣けるくらい感動するんだよね。
読了日:04月26日 著者:ひぐち アサ
怪笑小説 (集英社文庫)怪笑小説 (集英社文庫)
東野作品初読です。解説を読むと先に読んで良かったのか悪かったのか(笑) この中では「逆転同窓会」と「超たぬき理論」が好きです。たぬきは特に笑いました。イイよ! あの論破っぷりが(笑)
読了日:04月25日 著者:東野 圭吾
聖闘士星矢NEXT DIMENSION冥王神話 2 (少年チャンピオンコミックス)聖闘士星矢NEXT DIMENSION冥王神話 2 (少年チャンピオンコミックス)
一輝兄さんってば、またこんなブラコンっぷりを発揮してくださって。沙織お嬢の太腿が何だかエロいんですが…
読了日:04月21日 著者:車田 正美
エンジェル・ハート 32 (バンチコミックス)エンジェル・ハート 32 (バンチコミックス)
相変わらずオイシイところは香が持って行きますね。ま、それが良いんですが(笑)
読了日:04月21日 著者:北条 司
新世紀エヴァンゲリオン 12 (角川コミックス・エース 12-12)新世紀エヴァンゲリオン 12 (角川コミックス・エース 12-12)
指令がコミック版は一応息子に正直でしたね。エヴァシ・リーズも登場して、次回はアスカが…… やぱり旧映画のようなことになっちゃうんでしょうねぇ。
読了日:04月21日 著者:貞本 義行
古地図と名所図会で味わう 江戸の落語 (青春新書INTELLIGENCE)古地図と名所図会で味わう 江戸の落語 (青春新書INTELLIGENCE)
読了日:04月20日 著者:菅野 俊輔
朝がまたくるから (花とゆめCOMICSスペシャル)朝がまたくるから (花とゆめCOMICSスペシャル)
やっぱり羅川さんの作品は素晴らしい! 「葦の穂綿」は雑誌掲載時のを読んで泣いた作品です。「半夏粧」は予想外の設定でしたが良かったです。「冬霞」はお兄さんを追ってきた眼鏡の方のところでの出来事が知りたくなって仕方がありません。裏設定しっかり作ってそうなので(笑)
読了日:04月19日 著者:羅川 真里茂
声優かっ! 2 (花とゆめCOMICS)声優かっ! 2 (花とゆめCOMICS)
姫ちゃんのお母さんがなぁ…… 何であんなに姫ちゃんのことを認めてあげないんだろうか。
読了日:04月19日 著者:南 マキ
海賊ジョリーの冒険〈2〉海上都市エレニウム海賊ジョリーの冒険〈2〉海上都市エレニウム
海馬が中々に魅力的。木食い虫の意外な活躍が良かったです。
読了日:04月17日 著者:カイ マイヤー
江戸の恋 ―「粋」と「艶気」に生きる (集英社新書)江戸の恋 ―「粋」と「艶気」に生きる (集英社新書)
個人的にはかなり面白かったです。新書で真面目なものという思い込みで読まずに、ライトエッセイとでも思うとかなり笑えたり、グッと来たりしますよ。文章の書き方が上手い人だなという感じです。京伝や秋成の作品解説なんかもすっきりしてて解り易かったですし。
読了日:04月16日 著者:田中 優子
江戸の妖怪事件簿 (集英社新書)江戸の妖怪事件簿 (集英社新書)
思ったよりもライトで面白かったです。読み本の挿絵とかがもう少しあっても良かったかなぁとは思いました。
読了日:04月13日 著者:田中 聡
コルセットに翼 6 (プリンセスコミックス)コルセットに翼 6 (プリンセスコミックス)
恋愛モードに突入している勢いですね。それから将来への道を選び取る時期なので、学園内の生徒たちも、それぞれ階級差が影響していきそうです。
読了日:04月11日 著者:もと なおこ
3月のライオン 4 (ジェッツコミックス)3月のライオン 4 (ジェッツコミックス)
あかりさん、一瞬にしてその理解力。ああいう、おねいさんになりたいものです(笑)香子姉さんはズルイなぁ。零くん、大変だわぁ。島田さんは厳しいプロの世界を教えてますね。今回、微笑ましかったのはチャプター33のラスト周辺。はさみ込みのおまけマンガも面白かったです。このおまけマンガ、ペンタッチとかも解ってお得な気分でした。
読了日:04月08日 著者:羽海野 チカ
ひばりひなどり巣立つ日に (CITRON COMICS)ひばりひなどり巣立つ日に (CITRON COMICS)
何だかこれまでの単行本と比べると物足りません。何だろう。何が違うんだろう。連作モノが少し中途半端な感じだからかな?
読了日:04月05日 著者:北別府 ニカ
崖の国物語〈9〉大飛空船団の壊滅 (ポプラ・ウイング・ブックス)崖の国物語〈9〉大飛空船団の壊滅 (ポプラ・ウイング・ブックス)
あと1冊で終わりかぁ。1巻の雲のオオカミがこんな青年だなんて、初めに読んだ時は想像だにしませんでしたよ(笑)
読了日:04月03日 著者:ポール スチュワート

読書メーター

2010年5月 1日 (土)

童話ですな(笑)

PC整理してたら、大昔に書いた童話が出てきました。いやぁ、久々の再会だね。で、ここに載せてみようかなぁとか思っちゃいました。

で、出てきたのが下の作品。「ごんぎつね」「手ぶくろを買いに」を足して、ギリシャ神話をスパイスにしたら出来あがったって感じですね。

後日、イラストを書いて、小説投稿サイトの方へ入れるつもりです。まぁ、割とキレイにまとまってるので、修正はそんなにしなくていいかなぁ。10年くらい前だよなぁ、書いたのって 

モヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!

「小熊の星」

 夜空にはいっぱいの星があります。山の中の熊の親子が、星空を見ながら話しをしていました。
「かあさん、あれ欲しいよ」
 小熊が星を欲しいと言っているようです。母さん熊は笑いながら小熊を見ました。
「お前がもっとも~っと大きくなったら、手に入るかもしれないね」
 小熊はふ~んと鼻を鳴らしました。
「お前は星を捕まえてどうするんだい?」
 小熊はう~んと考えて答えました。
「星って何だか寂しそうだもん。僕がいっしょにいたら寂しくなくなるよ。だから捕まえるの」
 母さん熊はくすくす笑いました。
「じゃあ、お友だちになりたいの?」
小熊は恥ずかし気に頷いて、母さん熊にまとわりつき、こう尋ねました。
「星って何で出来てるの?」
「そうだねぇ、お前のおじいちゃんや、食べちゃった魚とか」
「ええっ!」
 小熊は目をまん丸にして、母さん熊を見上げました。母さん熊は話しを続けます。
「この世界で生きていたものが死ぬと、星になって空に駆け上がるんだよ。そして自分がとっても気に入った所に着くと、今度はそこに座って、自分の好きなものを見るんだってさ。おなかも空かなきゃ眠くもならない。好きなことだけして暮らせるのさ。気が向いたら旅に出ることも出来る」
 小熊はこの前見た流れ星を思い出しました。
 流れ星は、長い尾を引いて、空を駆け抜けて行ったのです。流れ星にはとっても見たいものがあったのでしょう。大急ぎで小熊の前から消えてしまいましたから。
「あの流れ星、旅してたんだ」
 母さん熊は、そうだねと言うと、小熊を鼻でつつきました。
 もう、夜も大分更けていたので、家に帰ることを伝えたのです。本当はもっと早くに休むつもりだったのですが、あまりにも綺麗な星空だったので、ついつい、こんなに遅くまで星空を見上げてしまったのです。明日は早くから蜂の巣を捕りに行きます。これ以上遅くなると朝起きられません。
 小熊は嫌がりましたが、母さん熊はおいしい蜂蜜の話をして、家に帰る気分にさせました。
 家に帰ると、小熊はおいしい蜂蜜のことを考えて目を閉じました。星の光を灯りにして、蜂蜜をなめている自分が見えます。蜂蜜をおなかいっぱいなめて、小熊は満足そうに星を触っています。星は嬉しそうにチカチカ輝き、小熊を喜ばせました。夢の中では小熊と星は友達で、お互いが特別な宝物でした。
 それから幾日もしない夜のことです。小熊が目を覚ますと、母さん熊が家を出て行く所でした。どうやら夜の散歩に出るようです。
 小熊は母さん熊が出て行くのを、しっかり確認してから起き上がりました。やりたいことがあったのです。母さんがいたら危ないと言ってやらせてくれないこと。この辺りで一番大きな木のてっぺんまで登ることです。
 星が欲しいと思った時から、ずっと考えていました。星はとっても高い所にいます。母さん熊は大きくなったら手に入れられるかもしれないねと言っていました。だから小熊はこう考えたのでした。
「高い木に登ったら、星に近くなるんだ。もしかしたら、今すぐにでも、星に手が届くかもしれないぞ」
 今日も夜空には星が見えます。母さん熊がいない今夜はチャンスでした。早速、家を抜け出すと、小熊は木へと向かいました。
 木の根元で上を向くと、たくさんの葉が風に揺れ、ざわざわと大きな音をしているのが見えました。暗い葉陰はまるで怪物のようで、とっても怖い感じがしました。
 葉の一枚が落ちてきて、小熊の耳をかすめました。小熊は小さく声を出し、飛び上がりました。怪物が向かってきたように思えたからです。心臓がどきどき弾んでいます。
「ただの葉っぱ、大丈夫、怖くない!」
 自分にそう言うと、小熊は木の幹に爪をかけました。しっかり食い込ませ、ゆっくり、落ちないように登ります。時々、葉っぱの音に驚きながらも、小熊は木のてっぺんに近づいていきました。
 とうとう、てっぺんに着くと、小熊は夜空を見上げました。そして、とってもガッカリしました。星は木のもっともっと上、手を伸ばしてもとても届かないほど遠くにあることが解ったからです。
「こんなんじゃあ、つかめないんだなぁ」
 残念そうに呟きます。星が手の入らないのならば、木のてっぺんにいても仕方がありません。小熊は木を降りようとして下を見回しました。
「下の方に星がある!」
 大きな発見です!寂しそうに光る天の星よりも暖かな色をした地の星。それは小熊の家から、そう遠くない所に見えます。それなのに地の星があることを、母さん熊は教えてくれませんでした。
「母さん、この星のことを知らなかったのかな?」
 母さん熊は何でも知っていて、小熊に色々なことを教えてくれていましたから、何だか変な気がしました。
実際には、母さん熊は地の星があることを知っていました。小熊に話さなかったのは、そこがとても危険な所だったからです。もし、小熊が地の星の所へ行ってしまえば、小熊は二度と母さん熊の所へ戻れないかもしれません。小熊は星をとても欲しがっていましたから、地の星の話しをしたら、必ず星を取りに出かけてしまうと、母さん熊は心配していtのです。
 しかし、小熊は地の星を見つけてしまいました。母さん熊はいません。止めるものはありませんでした。小熊は木を降りると地の星が見えた所へ向かいました。
 林を抜けて丘へ登ると、草の影の間に、橙色の輝きが見えました。まだ遠くに見えますが、天の星に比べたら、とっても近い所にあるようです。小熊は足を急がせました。
 地の星があるのは、人の住んでいる村でした。母さん熊が危険だと言って、今まで近くに来たこともありません。小熊は母さん熊の話しを思い出しました。
「母さんの叔父さんが、昔この近くで大ケガしたんだ。そのせいで叔父さんは、冬に眠れなくなってしまったの。ケガの跡が痛んで眠れないんだって」
 熊は冬は眠る生き物です。眠れないほどのケガを負うなんて、よほど危険な目に会ったのでしょう。話しを聞いた小熊は、その時とても怖くなって、ぶるぶる震えたのでした。
 しかし、今の小熊は怖さよりも、星を手に入れたい気持ちの方が強かったのです。
 星を抱いた夜の村は、小熊を暖かく迎えているようです。あちこちに星があり、昼のようにとは言いませんが、足下を明るく照らしていました。星は村の中心に行くほど、多くなっているみたいです。
 星の多い所には、きっと大きくて綺麗なものがあるに違いない。期待に胸を躍らせて、小熊は村の中心を目指しました。
 地の星は、小熊が少し無理をすれば、簡単に捕れそうな感じです。ここらで一つ捕ってみようと、小熊は近くにあった家の玄関に向かいました。戸に手を置いて、後ろ足でよいしょと立ち上がります。戸がガタガタ大きな音を発てて揺れました。届きません。何度かやってみましたが、あと少しのところで届きません。
 ガタガタという音を聞きつけて、家の人が様子を見にやってきました。引き戸のガラスに透けて、黒い影が動いているのが見えます。家の人は近所の人に連絡をしました。それから警察にも。ここは山間の村でしたから、家の人は初めに熊だと思ったのです。熊は畑を荒らしたり、時には人を襲ったりする、危険な生き物だと思われています。近所の人は猟銃を持っていました。家の人は大きな被害が出ないうちに、熊を処分してしまおうと考えたのでした。警察に連絡したのは泥棒かもしれないと思ったからでした。どちらにしても、家の人は怖がって震えていたのです。
 小熊は自分が人を怖がらせているなんて思ってもいませんでした。さっきの星は捕ることが出来ませんでした。小熊はほかの星を探して、辺りを見回しました。すると、低い所に光ものがあります。明るい黄色いの光です。星が呼んでるんだ!と小熊は思いました。星はゆっくりと動いてまるで小熊を捜しているように見えました。小熊は勢い良く走り出し、光るものに向かって立ち上がり、手を伸ばしました。今度こそ手に届く位置に光りはありました。
 もう少しで光りに届くというところで、小熊はパンッ!という軽い大きな音を聞きました。光のある方向からでした。星のある場所には人間がいました。横にはもう一人、手に長い棒のようなものを持った人が立っています。小熊が捕ろうとしたのは星ではなく、人の持つ懐中電灯の光だったのです。
 小熊は何が起きているのか良くわかりませんでした。そのうち、胸の辺りが火のように熱く、手足はそれと反対にとても冷たくなってくるのを感じました。寒くなって体が震え、小熊は立っていられなくなり、地面にうずくまりました。体がとても重たいです。寒さに息を吐き、ぼんやりしてきた目で、小熊は天の星を見上げました。
「何だか星が、とても近くに見える」
 小熊は呟きました。星はどんどん近づいてきます。小熊は手を差し出しました。体が急に軽くなり、小熊は自分から星に近づきました。気がつくと、小熊は空に駆け上がっていまいした。軽々と空を駆けると、小熊は一つの小さな星を捕りました。とうとう星を手に入れたのです。星を触った瞬間、小熊自身が輝き始めました。そして小熊は気づいたのです。自分が死んでしまったことに。
 空に駆け上がった小熊は、母さん熊を探しました。見つけた母さん熊は、小熊を探し鳴いています。
「母さん、ごめんなさい。僕、こんなことになるなんて思ってもみなかったんだよ」
小熊は言いました。母さん熊は気づきません。小熊の声が聞こえないのです。それから姿も見えないのでした。母さん熊の悲しそうな姿を見るだけで、小熊は何も出来ないのです。母さん熊は、しばらく小熊を探し、歩き回っていましたが、そのうちがっくりと力を落とし、家に帰っていきました。
それ以上、母さん熊を見ているのがつらくなり、小熊は天高く向かいました。
「この世界で生きていたものが死ぬと、星になって空に駆け上がるんだよ」
 母さん熊が言っていた言葉を思い出し、小熊は空で母さん熊を待つことにしました。小熊は欲しがっていた星の一つになっていました。
 小熊は今でも母さん熊を待って空に住んでいます。小さく輝きながら、母さん熊に自分の場所を教えているのです。
 空の星がどことなく寂しそうなのは、小熊のような小さな星がたくさんあるからなのです。 夜空にはいっぱいの星があります。山の中の熊の親子が、星空を見ながら話しをしていました。
「かあさん、あれ欲しいよ」
 小熊が星を欲しいと言っているようです。母さん熊は笑いながら小熊を見ました。
「お前がもっとも~っと大きくなったら、手に入るかもしれないね」
 小熊はふ~んと鼻を鳴らしました。
「お前は星を捕まえてどうするんだい?」
 小熊はう~んと考えて答えました。
「星って何だか寂しそうだもん。僕がいっしょにいたら寂しくなくなるよ。だから捕まえるの」
 母さん熊はくすくす笑いました。
「じゃあ、お友だちになりたいの?」
小熊は恥ずかし気に頷いて、母さん熊にまとわりつき、こう尋ねました。
「星って何で出来てるの?」
「そうだねぇ、お前のおじいちゃんや、食べちゃった魚とか」
「ええっ!」
 小熊は目をまん丸にして、母さん熊を見上げました。母さん熊は話しを続けます。
「この世界で生きていたものが死ぬと、星になって空に駆け上がるんだよ。そして自分がとっても気に入った所に着くと、今度はそこに座って、自分の好きなものを見るんだってさ。おなかも空かなきゃ眠くもならない。好きなことだけして暮らせるのさ。気が向いたら旅に出ることも出来る」
 小熊はこの前見た流れ星を思い出しました。
 流れ星は、長い尾を引いて、空を駆け抜けて行ったのです。流れ星にはとっても見たいものがあったのでしょう。大急ぎで小熊の前から消えてしまいましたから。
「あの流れ星、旅してたんだ」
 母さん熊は、そうだねと言うと、小熊を鼻でつつきました。
 もう、夜も大分更けていたので、家に帰ることを伝えたのです。本当はもっと早くに休むつもりだったのですが、あまりにも綺麗な星空だったので、ついつい、こんなに遅くまで星空を見上げてしまったのです。明日は早くから蜂の巣を捕りに行きます。これ以上遅くなると朝起きられません。
 小熊は嫌がりましたが、母さん熊はおいしい蜂蜜の話をして、家に帰る気分にさせました。
 家に帰ると、小熊はおいしい蜂蜜のことを考えて目を閉じました。星の光を灯りにして、蜂蜜をなめている自分が見えます。蜂蜜をおなかいっぱいなめて、小熊は満足そうに星を触っています。星は嬉しそうにチカチカ輝き、小熊を喜ばせました。夢の中では小熊と星は友達で、お互いが特別な宝物でした。
 それから幾日もしない夜のことです。小熊が目を覚ますと、母さん熊が家を出て行く所でした。どうやら夜の散歩に出るようです。
 小熊は母さん熊が出て行くのを、しっかり確認してから起き上がりました。やりたいことがあったのです。母さんがいたら危ないと言ってやらせてくれないこと。この辺りで一番大きな木のてっぺんまで登ることです。
 星が欲しいと思った時から、ずっと考えていました。星はとっても高い所にいます。母さん熊は大きくなったら手に入れられるかもしれないねと言っていました。だから小熊はこう考えたのでした。
「高い木に登ったら、星に近くなるんだ。もしかしたら、今すぐにでも、星に手が届くかもしれないぞ」
 今日も夜空には星が見えます。母さん熊がいない今夜はチャンスでした。早速、家を抜け出すと、小熊は木へと向かいました。
 木の根元で上を向くと、たくさんの葉が風に揺れ、ざわざわと大きな音をしているのが見えました。暗い葉陰はまるで怪物のようで、とっても怖い感じがしました。
 葉の一枚が落ちてきて、小熊の耳をかすめました。小熊は小さく声を出し、飛び上がりました。怪物が向かってきたように思えたからです。心臓がどきどき弾んでいます。
「ただの葉っぱ、大丈夫、怖くない!」
 自分にそう言うと、小熊は木の幹に爪をかけました。しっかり食い込ませ、ゆっくり、落ちないように登ります。時々、葉っぱの音に驚きながらも、小熊は木のてっぺんに近づいていきました。
 とうとう、てっぺんに着くと、小熊は夜空を見上げました。そして、とってもガッカリしました。星は木のもっともっと上、手を伸ばしてもとても届かないほど遠くにあることが解ったからです。
「こんなんじゃあ、つかめないんだなぁ」
 残念そうに呟きます。星が手の入らないのならば、木のてっぺんにいても仕方がありません。小熊は木を降りようとして下を見回しました。
「下の方に星がある!」
 大きな発見です!寂しそうに光る天の星よりも暖かな色をした地の星。それは小熊の家から、そう遠くない所に見えます。それなのに地の星があることを、母さん熊は教えてくれませんでした。
「母さん、この星のことを知らなかったのかな?」
 母さん熊は何でも知っていて、小熊に色々なことを教えてくれていましたから、何だか変な気がしました。
実際には、母さん熊は地の星があることを知っていました。小熊に話さなかったのは、そこがとても危険な所だったからです。もし、小熊が地の星の所へ行ってしまえば、小熊は二度と母さん熊の所へ戻れないかもしれません。小熊は星をとても欲しがっていましたから、地の星の話しをしたら、必ず星を取りに出かけてしまうと、母さん熊は心配していtのです。
 しかし、小熊は地の星を見つけてしまいました。母さん熊はいません。止めるものはありませんでした。小熊は木を降りると地の星が見えた所へ向かいました。
 林を抜けて丘へ登ると、草の影の間に、橙色の輝きが見えました。まだ遠くに見えますが、天の星に比べたら、とっても近い所にあるようです。小熊は足を急がせました。
 地の星があるのは、人の住んでいる村でした。母さん熊が危険だと言って、今まで近くに来たこともありません。小熊は母さん熊の話しを思い出しました。
「母さんの叔父さんが、昔この近くで大ケガしたんだ。そのせいで叔父さんは、冬に眠れなくなってしまったの。ケガの跡が痛んで眠れないんだって」
 熊は冬は眠る生き物です。眠れないほどのケガを負うなんて、よほど危険な目に会ったのでしょう。話しを聞いた小熊は、その時とても怖くなって、ぶるぶる震えたのでした。
 しかし、今の小熊は怖さよりも、星を手に入れたい気持ちの方が強かったのです。
 星を抱いた夜の村は、小熊を暖かく迎えているようです。あちこちに星があり、昼のようにとは言いませんが、足下を明るく照らしていました。星は村の中心に行くほど、多くなっているみたいです。
 星の多い所には、きっと大きくて綺麗なものがあるに違いない。期待に胸を躍らせて、小熊は村の中心を目指しました。
 地の星は、小熊が少し無理をすれば、簡単に捕れそうな感じです。ここらで一つ捕ってみようと、小熊は近くにあった家の玄関に向かいました。戸に手を置いて、後ろ足でよいしょと立ち上がります。戸がガタガタ大きな音を発てて揺れました。届きません。何度かやってみましたが、あと少しのところで届きません。
 ガタガタという音を聞きつけて、家の人が様子を見にやってきました。引き戸のガラスに透けて、黒い影が動いているのが見えます。家の人は近所の人に連絡をしました。それから警察にも。ここは山間の村でしたから、家の人は初めに熊だと思ったのです。熊は畑を荒らしたり、時には人を襲ったりする、危険な生き物だと思われています。近所の人は猟銃を持っていました。家の人は大きな被害が出ないうちに、熊を処分してしまおうと考えたのでした。警察に連絡したのは泥棒かもしれないと思ったからでした。どちらにしても、家の人は怖がって震えていたのです。
 小熊は自分が人を怖がらせているなんて思ってもいませんでした。さっきの星は捕ることが出来ませんでした。小熊はほかの星を探して、辺りを見回しました。すると、低い所に光ものがあります。明るい黄色いの光です。星が呼んでるんだ!と小熊は思いました。星はゆっくりと動いてまるで小熊を捜しているように見えました。小熊は勢い良く走り出し、光るものに向かって立ち上がり、手を伸ばしました。今度こそ手に届く位置に光りはありました。
 もう少しで光りに届くというところで、小熊はパンッ!という軽い大きな音を聞きました。光のある方向からでした。星のある場所には人間がいました。横にはもう一人、手に長い棒のようなものを持った人が立っています。小熊が捕ろうとしたのは星ではなく、人の持つ懐中電灯の光だったのです。
 小熊は何が起きているのか良くわかりませんでした。そのうち、胸の辺りが火のように熱く、手足はそれと反対にとても冷たくなってくるのを感じました。寒くなって体が震え、小熊は立っていられなくなり、地面にうずくまりました。体がとても重たいです。寒さに息を吐き、ぼんやりしてきた目で、小熊は天の星を見上げました。
「何だか星が、とても近くに見える」
 小熊は呟きました。星はどんどん近づいてきます。小熊は手を差し出しました。体が急に軽くなり、小熊は自分から星に近づきました。気がつくと、小熊は空に駆け上がっていまいした。軽々と空を駆けると、小熊は一つの小さな星を捕りました。とうとう星を手に入れたのです。星を触った瞬間、小熊自身が輝き始めました。そして小熊は気づいたのです。自分が死んでしまったことに。
 空に駆け上がった小熊は、母さん熊を探しました。見つけた母さん熊は、小熊を探し鳴いています。
「母さん、ごめんなさい。僕、こんなことになるなんて思ってもみなかったんだよ」
小熊は言いました。母さん熊は気づきません。小熊の声が聞こえないのです。それから姿も見えないのでした。母さん熊の悲しそうな姿を見るだけで、小熊は何も出来ないのです。母さん熊は、しばらく小熊を探し、歩き回っていましたが、そのうちがっくりと力を落とし、家に帰っていきました。
それ以上、母さん熊を見ているのがつらくなり、小熊は天高く向かいました。
「この世界で生きていたものが死ぬと、星になって空に駆け上がるんだよ」
 母さん熊が言っていた言葉を思い出し、小熊は空で母さん熊を待つことにしました。小熊は欲しがっていた星の一つになっていました。
 小熊は今でも母さん熊を待って空に住んでいます。小さく輝きながら、母さん熊に自分の場所を教えているのです。
 空の星がどことなく寂しそうなのは、小熊のような小さな星がたくさんあるからなのです。

おしまい

書き物の話

前々から書いていますが、小説や雑文書きは結構好きです。で、セコセコ書いているわけですが、年末からまともに小説書きを再開して…… 原稿用紙10枚ほどの作品を6本かぁ。今までになく多作だ !!(゚ロ゚屮)屮

SFロボットもの、友情もの、BL続きもの×2話分、料理レシピもの、魔法少女もの…… 何だ? この並びは。趣味が突っ走ってるうえに、行きあたりばったりで、統一感が全くないあたり、自分らしいと思うべきか∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

もしかしなくても枚数100枚超えてるんでは? 飛び飛びで夜30分弱、1行~5行のペースで継続して書いて、週末は2時間程時間を取るだけ。読み直しと修正もしてるし。集中して書けば、1カ月で50枚は余裕で書けるってことだな。頑張れてるじゃん。

実は、真面目に児童文学を書きたいので、サイトの投稿は練習用だったりします。ご感想を頂いて、自分の弱いところを何とかしたいってのが目的。読書もそれを意識して5~6年、とにかく読むことに力を入れてきたので、そろそろ本気で書き始めても良さそうなタイミング。

情景描写(視覚的な表現)、話の全体的なまとまり具合は良いようです。唐突に展開する部分や、終わらせ方はあまり宜しくないらしい。どこかしっくり来ない部分が自分でもあるんですが、それが具体的には理解できないんですよね。参ったなぁ。こればかりは感性の問題なので、色々見て、読んで、聞いて、活動してと、まだまだ努力が必要かなぁ。

最終的に、心に残せる作品が書籍になってくれれば良いですけどね(/ω\)

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