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2009年10月 5日 (月)

皇国の守護者

皇国の守護者〈1〉反逆の戦場 (C・NOVELSファンタジア) 皇国の守護者〈1〉反逆の戦場 (C・NOVELSファンタジア)

著者:佐藤 大輔
販売元:中央公論社
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全9巻です。日本モデルの架空国、皇国の話。ロシアモデルの帝国が進行してきたことによる、皇国内部の権力闘争を描いた作品。

剣牙虎と龍が出てるということで読み始めた本です。面白いことは面白いんですが、別に架空国でなくてもいいんでない?という感じでした。「テメレア」みたいに既存の国をそのまま使い、そこに剣牙虎や龍、両性具有者を配置していけばいいじゃんと思ったんですが。そうすれば既存の道具や武器なら説明は別にいらないし、背景説明だってぐだぐだ書かなくてもいいし…そう、説明が鬱陶しくて途中で読む気力が萎えるのが許せないんですぅ!! 主人公は好きなのに!

あと、男性作家だからか、とにかく女性と両性具有の描き方が主人公にとって都合の良いようにしか書いてない。無駄にベッドシーンとか多いし。読んでて凄くシラけるので、文字数稼ぎなんではと思ったくらいです。

最終刊では主人公がプラトニックに愛していたと思っていた女性とも実は肉体関係があったとかあるし…しかもそうなったのは女性の不注意的な表現。抵抗しながらも結局互いに溺れて短期間関係を持ったってさぁ。女性が全く状況を把握しないで不注意に出かけるにしては無理がある状況なんですわ、そのシーンって。

家の規模や状況だったらありえないだろうが! という突っ込みを入れたい。だってその女性は侍女とかが侍ってたりするんですよ。それに、女はズルイ生き物なので、書かれている状況だったら、当然あえて自分から関係を望んで行ってるだろうに。あと、最後にその女性は惨殺されるんですが、それを聞いた主人公の行動はプラトニックであった方が狂気に凄味が出たろうに。

自分が手を出せない程の神聖な女性が汚され惨殺れたらそりゃぁ、狂気に走るだろうね。でもさ、関係を持ったら神聖さは薄まるし、もしかしたら手に入れられたかもしれない女という位置に落ちちゃってるじゃないですか。そうなると「嫉妬心で殺したんじゃん、結局さぁ」となっちゃう。考えが浅いよね。

世界の秩序を守る規定として大協約という設定もあるのだけれども、これは作中であまり活きていないし、龍族の書かれ方もあまり深くない。ベースがあやふやなのか? キャラの扱いもかなり中途半端で終わってるしなぁ。皇国は戦で消耗してやがて消えるだろう予測はつくけれど、やっぱり中途半端な感じは拭えないです。

全体としては「ふ~ん、で?」という投げやりな感想になっちゃいました。キャラ萌え出来るだけに惜しいです。

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