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趣味ごと色々

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2009年8月

2009年8月30日 (日)

Vassalord.(ヴァッサロード)

Vol3_2 黒乃奈々絵 マックガーデン刊

相も変わらずレンタルで発見。「PEACE MAKER」の後に新しい作品を出してるのを知らなかったのがショックでした。しょっちゅう本屋に行ってるのにぃ! で、とりあえず読んだんでんすが… この方の作品は私の趣味を知ってるのか!? というくらいストライク・ゾーンを行ってくれてます。

前回は新選組で魔術物、今回は吸血鬼物で裏組織物ですか。しかも猟奇殺人っぽいネタまで…(犯罪心理学の実録ものとか好き♪←って明るく書くな) 過去話ではコスチューム物もやってくれそうな勢いです。しかし、黒い趣味だなぁ、おい! …人それぞれってことで。

内容は…って、説明出来ないんですが。ヴァンパイア・ハンターもの…? なのかぁ? 一応。ヴァンパイアの真祖とその隷属の話って言えばそうなんだけど、隷属者がヴァンパイア・ハンターで、神を信仰していて、主の血のみで生きてるみたいな設定。真祖の癖に隷属の餌って… 真祖マゾ?

そして、この設定って、篠田真由美さんの龍の黙示録シリーズの緋比古さんを二つに分けた的ですかぁ?(彼は魔物のくせにイエスの虜だけど。イエスの血のみで餓えを満たされ、2000年以上は確実に生きてる吸血の魔物なんです。で、イエスの血の香りに魅かれた魔物に追っかけられたりもする。キャラ・モデルが澁澤龍彦だよね? と思われます)

真祖には敵対者がいるようですが、これが良く判らない。警察も出て来てて風呂敷は広がってるんですが、はたしてまとめられるのかなぁ? 前回は収集付かずに途中で止まっちゃいましたからね、この方の話。完結させてくださいよ。

そしてこれが何故の最大。隷属のチャーリーが何でサイボーグなんですかぁ?! 意味あるの、ねえ! 表紙イラストでたまたま描いたキャラを使ったようで、話は後付けだからなのか、とは思うんだけど… これは何か納得で出来ん。

絵柄は好き♡ 真祖はラテン系で黒髪癖っ毛。ちょいとムサイ感じの髭で、細見ながらがっちり筋肉付いてますって体系。隷属が堅物生徒会長っぽいビジュアル。脇のキャラクターも警察のおっさんとか渋いし結構リアル。ロリショタ・キャラはかなりデフォルメされた感じだけれども可愛い。これだけキャラの絵柄が違ってると普通違和感が出るんですが、それが無いんですよね… 巧い。

一応ジャンルはBL。吸血行為は性行為の置き換えという文献の言葉に従ってか、隷属のお食事場所がベッドなんですね。そう言えば、この間ハマった少女漫画もそれは同じような設定だったし。違いは相手が同性って所か。

ある一部には受けが良い作品ですが、一般的には色々な意味で教育上よろしくない作品です。

2009年8月24日 (月)

パニックになり過ぎじゃないの?

駅で始発待ちをしてた。すると、周りがバタバタしだした。「一体なんぞや?」と思い、読みかけの本から目を離すと、結構大きな黒っぽい虫が飛んでいた。「何だ、大げさな」と、再び本を読み始めたが、大げさだと思ったのは私だけらしい。列を思いきり乱し、人にぶつかるのも気にしない程に、周りがその虫から逃げ回り始めたのだ。

改めて虫を確認したところ、身体は黒と黄の縞々。大きさが3㎝くらい。パッと見、蜂かなとも思われるが、体型を見ると、どうやら蜂に擬態している蛾の仲間の模様。

…あのさぁ、落ち着いて見るか、蜂は振りは払ったりすれば攻撃を仕掛けるくらい知ってろよ! 自分だってバシッて手を払われたら攻撃したくなるだろうが! という思考回路は無いらしい。

結局、動じずに立っていた私の足に安息の地を見出したらしく、止まって大人しくなったその虫は、これ幸いと退治の時を狙っていた駅員さんに命を奪われちゃんたんですけれど。こんな所に迷い込まなければもうちょっとマシな死に方出来たのにね。

思ったんですが、昆虫馴れしてない&他人に迷惑かけても謝らない人ばっかりが周りにいたようです。ぶつかりそうになったら謝って欲しいし、退治してくれた駅員さんにお礼くらい言ったらいいのに、誰も何も言わないところが、凄く不自然で不気味でした。

こういった人たちの中で、災害とか起きてパニックになったら、怖いことになりそうです。多分、突き飛ばされて死ぬなぁ。

って考える私は異常か? と自分に突っ込み入れたくなったけれど、東京くらいじゃないの? こんなパニックになるのは。東京は常識が通じない人間が他県より多いとは常々思ってますが、これはちょっと変だと思った出来事。特に何も言わない辺りがね。

2009年8月22日 (土)

御柱祭開催で思い出すこと

御柱祭とは7年に一度、長野県の諏訪で開催される、死人が出る程の荒いお祭りです。来年は開催年です。

岡谷に住んでいた小学生の頃。木遣りを練習し、柱を引っ張り、山出しや木落としを生で見るという体験をしてます。

木遣りは今でも出来るぞ! 「あ~あぁ~、ああ~、山のおぉう~神ぃ様ぁ~あぁ~、おねぇ~えがぁあ~あいだぁ~」と、表記するとこんな感じかな。

夜につつじが丘公園という所で練習があって、そこで男の子が蝮の子供を「まだ毒がないから平気だよ」と言いながら差出してきて、怖々触ったことを思い出します。

住んでいた近くには縄文時代の遺跡があり、少し山へ向かうと人工湖があった。家の裏道を行くと山の神を祭る小さな杜があり、その向かいには養護施設、通学路に畑の畔道を通り、途中で湧水を啜り、遊びに行く友人の家は小さな工場。自宅には蛇が忍び込んだり、目の前の道ではタラの芽が簡単に取れ、尾長鳥が騒がしく喚く声で目が覚める。

う~ん、ここに私の基本形が出来上がる下地があるのが良くわかります。

遺跡では学者さんが黒曜石の矢尻を探しているのに出会ったり、復元された家に入って遊んだり、沢ガニを観察したりと、かなり世間ではお目にかかれない体験をしてます。好奇心旺盛になりますわ。

養護学校が近かったというのは、ちょっと違う人がどんなものかというのを肌で感じ、ボランティアに興味を持つきっかけにもなってるかな。

自然や動物は訳もなく好きで興味もありますし、自然神や土着信仰、土地に根付く伝説なんかも結構好き。

諏訪大社のミシャグチという蛇の姿をした自然神だったかなぁ、御柱に宿るのは。蛇を剣で刺したりしてる写真を見たりしたことがあるけれど、確かこれはその神様への捧げもの。胞衣(えな)信仰なんかもあるようです。ちなみに胞衣は胎盤のことです。どちらを取っても縄文時代からの信仰に繋がる、大変古い、ある意味日本の根底にある思想が儀式化されているものなんですね。狩猟や自然物、生命に対する太古から神聖とされたものが生きてるというか…

幼い頃にこういった事を自然に、無意識に吸収すると、普通の感覚と離れているという事実を大人になってから突き付けられるもんです。長野の友人は気がつけばこんな考えの人ばかり…? と思うこの頃です。案外、魂が同郷のメンバーがたまたま近くにいたのかもね。…そう言えば、知り合いが私の事をスピリチュアル・カウンセラーに問うたら「前はプレアデスの宇宙人」と言われたそうな。今の世は生きづらいでしょうねとの談。まあ、そうかもねと思ったりして(笑) しかし、前世宇宙人って… ちょっと有り得なくない?

2009年8月20日 (木)

三匹のおっさん

Photo 有川浩 文藝春秋

有川さんなのに自衛隊がらみじゃない! 一般向けだぁ! というのが一番初めの感想(笑) しかもラブコメ度が薄め。

還暦を過ぎた幼馴染みの元悪ガキ3人組がこっそり「地域限定正義の味方」をする話。周りにいそうな元気な年配の方々って感じで身近な気分で読みました。オヤジ好きには胸キュンな内容です!

微笑ましいぞぉ! 初恋! といった若者カップル! という場面もありますが、それよりもおっさん達の活躍っぷりが爽快でした。

中でも私はシゲさんが好き。長年連れ添って口ゲンカとかしたい~! と、ちょっと違うだろという感想を持ちました。

で、イラストが須藤真澄さんなのもいいよ~~~! 昔から年配キャラ描くのが巧い人なので、内容とも良くマッチしてました。そしたら何と、有川さんのご指名だとあり「ナイス人選good」と拍手を送ってしまいました。ゆず(猫)だけじゃないんですよぉ! 須藤さんはぁっ! 女の子も可愛いしね。

あとがきで「時代劇を現代でやったら」というフレーズがあり、タイトルの出所は「三匹が斬る!」か! と思わず思ったりして。有川さんは同年代なので、当時流行ったあのシリーズを見てたんでしょうね。役所さんがヤンチャな役で、大好きだったなぁと思い出しました。

2009年8月18日 (火)

え~っと… 背中のそれって…

自宅へ帰る途中、酔っぱらったおっちゃんが、パンツ1丁で妙に甘ったるい声でにゃんこを呼んでました。「おいおい、駅近くの帰り道で人通り多いのに、パンツ1丁ってさぁ!」とチラ見しながら思ったんですが、その思考に違和感がありました。

…上半身裸の筈なんだけど、背中と腕がやけにカラフル? 背中は中央が朱色でその周りにちょいと緑だか青の濃い目の色彩。腕は青系のやっぱり何だか派手な柄…って、あれは刺青っすかぁ!! でも、酔っ払ってデロデロでにゃんこ呼んでるってさぁっっ!!

夜で薄暗くって見間違え? という気がしなくもないんですが、流石に2mくらいの距離で裸か服着てるかって間違えないと思うのですが… マジマジ見るのもどうかと思ったので、本当にチラ見のみ。真実はどっちなんでしょうか。気になる~!! マジ見OKなら背中の柄も確認したかったんですけれどね。

2009年8月16日 (日)

硫黄島からの手紙

いや~、全く観る気は無かったんですけどね。そういやバロン西がちょこっと出てるんだったと思い出し、途中からダラダラ~とつけてたら、結構良かった。アメリカ映画なのに良く当時の日本の状況を勉強してる… イーストウッド監督ちょっと尊敬。自国を美化しないところも良かったです。

バロン西=西竹一とは、戦前にロサンゼルス・オリンピックの障害飛越競技(あ、乗馬の競技名のことです。障害物を飛ぶやつ)で金メダルを取った人物です。愛馬はウラヌス号。硫黄島での玉砕後、主人の後を追うように死んだというエピソードが、もう、馬好きには涙もの。硫黄島ではアメリカ軍より名指しで投降勧告を受けるが、西は応じなかったというエピソードも有名です。

と、いう訳で、とても不純な気持ちで戦争映画を観るという状態。しかし、引き込まれてしまった。謙さんや獅童さんは勿論演技が巧いんですが、二宮くんが予想以上でした。良かったですぅっ!

バロン西の登場シーンは、予想したようなシーン作りをしていて、これがまたツボにはまりまして… アメリカの負傷兵を助けるシーン。で、これに相対するように、アメリカ兵が投降した日本兵を銃殺するシーンが描かれたりしてて、かなり印象に残る取り上げ方。解り易いですよね。

主役の栗林中将が、騎兵隊出身で、愛馬進軍歌の歌詞選定をしてたらしい。で、長野県出身。ちょっと調べてみたくなりました。ちなみに愛馬進軍歌の歌詞は下です。軍歌を結構聞きまくった時期があったので、うっすら歌えたりしてしまう… 曲を聞いたら多分歌える…かも。

   くにを出てから幾月ぞ ともに死ぬ気でこの馬と
   攻めて進んだ山や河 とった手綱に血が通う

人馬一体という感じが出てて、この歌詞は好きです。

2009年8月15日 (土)

NHKスペシャル「日本海軍400時間の証言

終戦近辺になると放送されるWW2関連の番組ですが、今年のNHKの番組は保存版でした。

戦後に海軍上層部に所属していた人達が集まり、何年にも渡って反省会を行っていたという事実。その反省会の録音テープをもとに、実際に参加していた人や、反省会の事実を知らず当時の戦場に立っていた人にテープを聴いてもらい感想を求めたり、軍令部の資料を引っ張り出してきて検証したりと、しっかりとした番組作りでした。流石にNHK! 3夜連続で、開戦に関して、特攻に関して、戦犯裁判に関して、といった時系列でまとめてありました。

…で、思ったのが「国民性が悪い方向へ突っ走った結果があの大戦なわけ?」でした。長期ビジョンを見ず、現状打開で動き、保身(海軍が陸軍に主導権を握られないようにしたって感じです)に走る… 上層部がこういった動きで、実際に行動させられたのが下層部だという事実が、結局現在と変わらない構造になってるし、しかも国民を含め皆がヤバいと思いつつも流されるという… そうすると、もう、これは国民性の問題っしょ? というしか無いんじゃないかと。リベラルな海軍というのも幻だなぁと思ったりして。

しかし、戦犯裁判に関してはズルイ。上層部で見ると、陸軍は責任を取って死刑になった人が多いけれど、海軍は終身刑で済んでて、しかも釈放されたりしてる。なぜかと思ったら、裁判の下準備や口裏合わせ、裏工作とかやってるという事実がね… 戦犯裁判に関しては資料を読んだりしたことがなかったので、これは初めて知ってびっくりでした。731部隊関係者が人体実験資料を戦勝国に渡して罪を逃れ、戦後の医療業界のトップに君臨してたってのは調べたけど、海軍も同じですかぁ!? でした。ある意味陸軍はスケープゴートですかい。

これが何故今頃公開されてるのかというと、海軍が恥を隠していたかららしい。現在は当時の関係者がかなり亡くなり、公開しても良いだろうとなったらしい。隠蔽体質ってことですが…

う~ん、日本人、戦前から全く学んでないかもと思ってしまった番組でした。

2009年8月14日 (金)

極北クレイマー

海堂尊 朝日新聞出版

図書館リクエストでようやく回ってきました! 発売直後のリクエストだった筈なのに… 凄い人気だ。

北の極北市を舞台にした、市営病院のとても悲惨な現状を描いている作品。医療現場を舞台に、国の機関の権力争いや、それを利用して目標に近づこうとする者、巻き込まれる者たち、屈せず立ち向かう者たち…と、相変わらず手に力が入ってしまう内容です。

現役のお医者さんなので、結構辛い現状批判なんかもあります。マスコミのヒステリックな報道合戦に入れた突っ込みは爽快でした! 本当、最近のマスコミって馬鹿っぽくていい加減にして欲しいので。

時間軸は「ジェネラルルージュの凱旋」「螺鈿迷宮」「ジーン・ワルツ」のちょい後、「イノセント・ゲリラの祝祭」の前ですかね。買ってるのは赤い表紙の本だけなので( ^ω^ ) …「ジェネラル・ルージュの伝説」の年賦を見たら違ってました! 「イノセント~」が先で「ジーン~」が後でした。役立つ年賦だなぁ。

個人的には「北! 速水先生は出るの!!」という喰い付きでした。(海堂作品読者で上部を読んだ方には当然わかる反応でしょう!)2回程チラリと様子を垣間見れただけでしたが、相変わらずなようで安心しました(* ̄ー ̄*)

お馴染みの面々があちこちに登場して、こんな所でこんな人が暗躍してたんかい! とか、名前知ってるけど、どんなことしてた人? しかもこんなに目立ってた記憶無いんですがぁ! というビックリ登場ありと、相変わらずの展開。「チーム・バチスタの栄光」の田口先生の周辺は頑張ってる人がいっぱいです。

未来は暗いけれど、一筋の光を掴むべく足掻けるだけ足掻く姿に、希望を見るからハマるのかな? もしくは先に書いたような行政批判やマスコミ批判が真っ当だと共感するからかな? 個人的にはとても好きなタイプの話を書く作家さんです。

でも、立ち上がりが重たいのが毎回気になってます。動き出すと階段をガンガン駆け上がるように面白いし、勢いも付くんですけれど、キャラが動くまでが少し辛い。

2009年8月11日 (火)

「ユリイカ」で菅野よう子特集!?

最近のユリイカってサブカルでもオタク向けな特集が目に付きます。こんな雑誌でしたっけ? 先月はメビウスだったしなぁ。と思いつつも、菅野よう子さんは好きなので、つい買ってしまいました。

「ぼくの地球を守って」のサントラがLPとカセットで出た当時から好きですから、筋金入りです。198○年? CD版の発売日は雑誌にあったんですがカセットのは無かったんで、はっきりしないんですよね。ちなみに溝口肇さん(やっぱりメジャーは「世界の車窓から」でしょう!)もこの時から好きです。

菅野さんは「ぼく地球」から、弟がはまっていたゲームのBGM(これがことごとく弟がドハマリしてたものばかり作曲してた)で耳にし、NHK特集(だったはず当時は)「中国」のサントラ、新居昭乃さんのCD、天空のエスカフローネ、カウボーイビバップ(ここからメジャー化かな?)、攻殻機動隊、WOLF'S RAINの各アニメサントラって感じですかね。

エスカフローネあたりから作曲家目当てでサントラを探し「アニメばかりってちょっと嫌なんですがぁ!!」という状態。しかし、当時は映画よりアニメやNHKのテーマBGMの方が良い曲が多かったですね。TVドラマは服部隆之の一人勝ちって感じの時代でしたし。

NHKで使う作曲家って、結構メジャー化する人が多いので、チェックしとくと良いです。大島ミチル(ワーズワースの冒険・鋼の錬金術師・大河ドラマ天地人など)アディエマス(オーラの泉などで良く使ってるBGM。でも、これはやや売れてからか)・蓜島邦明(Night Head・世にも奇妙な物語など)なんかは、すべてNHKの特番でテーマを作ってます。最近だと、ピタゴラスイッチのテーマをやってる栗コーダーカルテット(リコーダーでダースベーダーのテーマとかひいてる方々。とっても気が抜けて良いです。サントラだと「よつばと」)がNHKからメジャーになったんでは?電波少年のBGMが先だったかな? …サントラ・マニアっぷりが出てますね。最近は面倒であまりチェックしてないですが。

菅野さんに戻りますが、ジャズ・ポップス・オーケストラ・テクノ…何でもOKという幅の広さ。曲も華やかであったり悲しい感じであったりと自由自在。本当に凄い作曲家だと思います。中でもお気に入りは「中国」「WOLF'S RAIN」のサントラ。ストリングがドラマチックで好きです。少し物悲しい曲が多目なのがまたツボ。

ぜひ一度CDを聴いて欲しい作曲家です。

にしても、どこまでマニア街道を進んでいるんだ自分… とこんな所でも王道に行っていないことを自覚してしまった。

2009年8月10日 (月)

バルサの食卓~実践編・ロッソ

この前に書いた上橋さんの作中料理を実践してみました! 本の中では括弧付きで里芋コロッケとなってますが、芋の生地に具が詰め込まれているものです。分量や材料は本の通りではありませんが(^-^; 実際に作ったのは以下のような感じです。

生地は里芋が苦手&値段が高めということで、長芋とじゃが芋のブレンドに変更。香り付けにセロリの葉のみじん切りを少々。茹でた芋類の水を切り、そこにセロリを振りかけて、バターを入れてから、粉吹き芋のように水分を飛ばしました。それでも水っぽいので、小麦粉を多くした方が作りやすいかなとも思いましたが、「カンバルでは小麦がほとんど採れない」ということで、生地がまとまる程度に抑えてみました。

具は小麦粉を除き、山国ということでナッツ類を粗く刻んで、香りが強めの茸を追加。それにドライのパクチー。つなぎが無いので結構ぽろぽろとしてましたが、まあ良しと。

具を包む段階で問題発生。水気がまだ多くて手だとまとまらない! ラップで解決はしましたが、やわらかくて具があまり入りませんでした。たっぷり入れたかったのになぁ。

で、揚げる段階になったのですが、ケチってヒタヒタより少なめの分量しか使わず、ひっくり返すのに一苦労。やわらかいから、箸だと穴が空いちゃうし、底にくっついちゃうし。レシピよりやわらかめだったせいもあるけれど、多分実際のものもやわらかいんじゃないかなぁ。で、多めの油となってるんだね。いやはや。

出来上がりは…予想以上に美味しかった! 外側1ミリくらいがサクサクしていて、その中の皮はトロトロのお芋とバターの風味が混ざって甘い。具の肉と玉ねぎがまた甘くて、その中に茸の風味とナッツの食感。これがちょっとワイルドな感じで良かったです。この具は胡桃餅やあぶり餅(そば粉・米粉を使ったオヤキみたいなもの)の中に入れても美味しいかも。

今度は小麦粉を増やして、皮をもう少し丈夫にして作ってみようかと思います。何故なら、今回のものはやわらかくて露店では無理だろ! という状態だったから。小説の中のバルサが食べてるあの様子があきらめきれないのでした。イメージがコロッケの立ち食い姿(・∀・)イイ! 片手で持てる固さにしないとね!

2009年8月 7日 (金)

バルサの食卓

上橋菜穂子・チーム北海道 新潮文庫

今や超メジャーな上橋菜穂子さんの小説に出てくる、数々の美味そうな料理たちを再現したレシピ集。某誌に「企画があるよ」というのを見て、発売を心待ちにしていました。上橋さんの作品は、いつも読んでて食べたくなる料理ばっかり出てくるんだもんrestaurant

料理の登場シーンも一緒にあるので「こんな絵面になるのね」と自分の中の映像と見比べて結構楽しく読めます。でも、空腹時に読むと、登場人物たちのように腹がきゅうっと鳴る状態になるので危険。

私は作中の「ロッソ」が食べたくて仕方がなかったので、レシピがあったら作るぞ!と決めてました。芋を使った生地で具を包み、揚げた料理。寒い中、露店で買った熱々のロッソを、はふはふ言いながら食べるのって、凄く美味しそうでしょ?  バルサじゃなくても食べたくなる。

芋は里芋にするんですねぇ。結構モチモチ系かな? 味のイメージはサモサ。暑いけど今週作るかななんて思ってます。…書いてたらお腹が空きました。

2009年8月 5日 (水)

熊撃ち

吉村昭著 文春文庫

タイトル通り、熊猟師の話。短編集で7話入ってます。単純に言うと「熊狩り」の様子が描かれた作品集。1つ以外は全て北海道が舞台です。つまり、羆を題材にしてる方が多いということ。

羆は人を喰う事件も多いため、内容もかなり衝撃的です。喰い散らかしっぷりとかの書かれ方が淡々としていてリアル。生態もしっかり解るし、クマ(というか自然?)と人との在り方も考えてしまいます。時代が最近になってくると人が自然を学ばなくなって来てるんだなということも感じたりします。予想以上に深い話でした。

これらの話は実際にあった事件や実在の猟師か話を集めて書かれています。で、思い出したのがシートンの「狼王ロボ」。事実を追っていく書き方が似てるなぁと。シートンが好きな人は結構ハマるかもしれない。

2009年8月 3日 (月)

キャラメルボックス×渡辺多恵子 トークショー

ブログ久々です。本読みに夢中になっててサボってました。でも、今回は感想文ではなく「風光る」の作者渡辺多恵子さんのデビュー30周年企画イベントの感想。

貧血でぶっ倒れそうなるくらいに楽しかったです。笑い過ぎて。

渡辺さんが想像通りの方で益々好きになりました。ズバッと相手を斬る台詞を嫌う方も多いでしょうが、私はかなり好きです。というか、身内が全く同じノリだよぉ、とか思ったりして。

トークショーだけで終わりかと思ってたんですが、そこは流石にキャラメルボックスと渡辺多恵子! 楽しませることを忘れちゃいませんね。漫画のシーンをアフレコするということをやってくださいました! 素晴らしかったです。特に一人何役もこなしたキャラメルボックスの西川さん。演じ分けが巧くて大笑いでした。いや、シリアスなシーンだったんですけれどもね。

ゲストがこれまた凄かった。上川さんが来るかなぁと思ってましたが、撮影がズレ込んだらしく残念ながらキャンセル。予想◎だったのに。で実際には主人公セイの声をあてていた日高のり子さん。予想範囲内。「タッチ」の南ちゃんで登場! それとこれが予想外の人物で、私の中で少年声を演るならこの人が一番好きだ! と思っている緒方恵美さん!! エヴァンゲリオンのシンジ君で登場!! きゃぁ~~~~~~~~~~~!! 生であの名ゼリフ「逃げちゃダメだ!」を聞いてしまいました。緒方さんこういうことをしてない人のはずなのに。レア過ぎて鳥肌立っちゃいました。会場も割れんばかりの黄色い悲鳴で盛り上がる盛り上がる! …しかし、キャラメルボックス&「風光る」ファン、どんだけアニメ好きが多いんだ? と自分を棚上げで冷静にツッコミ入れてました。

で、このプロ声優2人がセイと総司を演じてくれました。シーンは山南敬助が切腹した後、セイが樹上で泣いているところに総司がやってくるというところ。この場面で終わりかと思いきや、またもややって下さいました。本物の太夫さんが、何と「黒髪」を舞って下さいましたぁ!! 現職ですよぉ! お座敷代いくらかかるんだぁ?!

舞い始める前に、山南さんが明里に-君の舞う「黒髪」が、もう一度見たかったな…-って言う シーンを思い出して、明里が結髪を乱して舞っている場面が浮かんでた所だったんです。皆さん原作を好きなのが良くわかる憎い程の演出でした。

この他にも某有名○○氏に渡辺さんが作品の最後に関して何と12時間も説教をしたという超極秘ネタを披露していただいたりしました。まぁ、当時は私も作品を知っている人たちと「何だあの体たらくはぁ!!」と言ってましたが、それを本人の前でする強者がいたとは思いもしませんでした。やっぱり「無謀な勇者」と呼ぼうかしらんと思ったりしました。

やっぱりというのは「風光る」で新選組の古参ファンにスバスバと鋭い事を描いていたからです。実は私もかなりな古参ファン。「幕末純情伝」で、新選組に男装女子だとぉ! とブチ切れたことがあるのでした。で、同じパターンで「風光る」は読んでなかったんですね。が、しかし。読んでみたら想像とは全く違う面白さ。しかも全く白紙状態で幕末を勉強したうえ、隊士への愛があふれんばかり。脱帽を通り越し尊敬でした。古参ファンの気持ちも解らなくはないですが、ここまでやられたら自分を反省だよなぁと笑うしかなかったです。で、その時に思ったのが「無謀な勇者」だったわけです。

そう言えば、キャラメルボックスって「風光る」より後に観るようになったんだよね。漫画家の星野めみさんの観劇日誌とかで初めて名前を見た頃や、私が芝居を観るのを知ってる某病院で「さっきのキャラメルボックスの○○さん」とか言われたりした頃は、全くキャラメルボックスに興味無かったんだった。しかもザバダックのCDを探した時に「何でザバダックのコーナーに芝居のサントラ?」とか思ってたし。上川隆也さんも「大地の子」で知って、別ルートで劇団員と知ったしなぁ。今考えるとあちこちで伏線張られまくって捕まった気がしなくもない劇団ですね。これからも楽しませてもらいたいですね。

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